器用の夕べ

自転車と映画と

春がきたGillet ! がきた。

f:id:myahgo_ultra:20170417185259j:plain

昨年の夏の終わり頃だったかなぁ。早朝の出かけ始めとか峠の下りとかで冷え冷えするのを感じてバックポケットからウインドブレーカーを取り出し羽織るのであるが、まぁ冷えるなんてことはたしかになくなるものの乗車中はバッタバタバッタバタとうるさく煩わしいし、何よりせっかくサイクルジャージをばっちりキメておるのに傍目には色付きのビニール袋を着ているようにしか見えない。どのブランドメーカーも「ウインドブレーカーは実用いっぽんやりです。キリッ。」みたいな態度がそのデザインからすすけて見えるわけで、私のような見てくれを気にするサイクリストにとってウインドブレーカーってのは鬼門。って感じておったところインターネットとかでGillet ! ってものがあることを知りついでにその売価の高さに恐れをなしてそのまま忘れようとしていたのだけれども、こん度カナダの零細ブランドらしいTwo Circles Cyclingが半額セールつまり2016年モデルの投げ売りをやっており、よーやっと2017年初春に購入いたしましたのでそのインプレシオンをダラダラと記していこうと思うのであった。

 なんと用途別に2着買った。ひとつは本来のウインドブレークアーンドウォータープルーフー。でもう一枚はサーマルGillet ! つまり日本でいうところのちゃんちゃんこないしはチョッキであるわけでその生地ってのがBlizzard by SITIPという名前のメードインイタリーのフリースみたいなものとなっておりまー暖かく春秋の早朝の走りはじめにちょうどよい。難点をいえばその携行性であってジャージのバックポケットにつっこむとパンパンになってしまうのであるがそんな瑣末なことはどうでもよく、そもそも袖がないし薄手でもないからバタバタしないし大好物であるスーパータイトな着心地だしサイズはXSでも着丈が短いわけじゃないから総じて外人はデカいなとあらためて思うし何はともあれデザインがかっこう良いのでわたしは大変よい買い物をした。と自慢したいのである。今現在こればっかり着てライードしている。

f:id:myahgo_ultra:20170424223859j:plain

白玉模様がとても素敵なもう一方のGillet ! のサイズはレディースのM。セール品なので着られればよし。という気概で手にしたわけであるがまーまーこれまたちょータイト(当たり前)。外人のMサイズといえども女性用だし普通に立っていると脇あたりがパンパンなのだけれども乗車中は腕を伸ばしてハンドルをもっているので気にならず、これまたとってもチャーミングなので問題なし。もちろんメードインイタリーで生地はZERO WINDとの表記があり、そこらのウインドブレーカーとは全く違う手触りでテカテカしててカサカサしたような。ってわかりにくいのですがバタバタと音がしようのない素材感つーかいやはやなんともはやであるわけでさて。日中のいくぶん暖かい頃合いにちょっとばかしテスト走行10km(峠含む)をしたところまさしくゼロウインドでした! 本領発揮は初夏晩夏といったところでしょうか。

これで今年のサイクリング3シーズン(冬除く)は万全なものとあいなった。

 

楽しいサイクルジャージの夕べ2017

f:id:myahgo_ultra:20170127221140j:plain

上画像は-ProCyclingStats-から持ってきました。

 バーレーンメリダ、かっこいいな!

気がつくともうすぐ4月。自転車の季節。ずいぶんと自転車から離れてしまっていてその間にもwebサイト”cyclist"のコラム「マルコさんのつれづれイタリアーノ」で恒例のジャージ話が掲載されておりチラチラと流して読んではいたもののハイ、そうですか。ぐらいの感じでなかなか自転車のことには頭がいかず「チクリッシモ」の選手名鑑号が本屋に山積みになっておってすぐさま購入しパラパラめくっているうちによーやっとこさ私は他人のサイクルジャージを診るのが好きであったことを再確認しましたので本年もどのジャージだったら着用して公道を120km走ることができるであろうか?ってことでちんたらと書きちらかしてみたい。

 

myahgo-ultra.hatenablog.jp

 

myahgo-ultra.hatenablog.jp

 

 とはいえ全部とりあげることはせず、たいがいここ数年スカイとかエフデジとかビーエムシーとかクイックステップフロアーズとかパッと見が変わっていないのはスールーして劇的に変化したやつだけを候補にあげてみるとまずはバーレーンメリダ。アイビー色のレーパンがことさらかっこうよく赤オレンジつうか中東的。といってもよいジャージの色使いが落ち着いた感じで120kmいけるじゃん!と思ったが残念なことに私はバーレーン人ではないのであって次にいくと、これまた素晴らしいのがトレックセガフレードの赤黒でトレックに乗っている人は全員レプリカを着用すべし。オススメ! つうぐらい好きなのだがこれまた残念なことに私はトレックではない。ボーラハングスローエは渋くて素敵だがサガンは虹色とか緑色のジャージを着るのが忙しくてこれを着ることはないであろうと同様に私も着ないのであってその理由はま、公道でちんたらと走ることしかできない私にはおこがましいにも程があるってことだったりもするのだけれでもさて。UAEアブダビとかどういう自意識をもてばこれが着られるというのであろうか? と私の方から問い糾したいってぐらいでもし、もしもですよ、公道でみかけるようなことがあったら動揺して落車するんじゃないのかしらってぐらいで、チームサンウェブも同様にひどい。ああ、今年もマルコさんが嫌いでも私は好きなアージェードゥーゼールしかないのかな、と。

 

f:id:myahgo_ultra:20170326172103j:plain

今年着用するのは昨年から引き続いた、つまりヤフオク行きを免れ生き残ったこの2点。結局こういう落ち着いたやつが無難。ってことに気づいた。前側はCHAPEAU!、うしろはadidas。シャポーはチョーゆったりフィットだがポケットがジッパー付き含めて5つ着いておりチョー便利。アディダスは可もなく不可もなく。でも涼しいクライマチルだぜ!

ciclissimo No.53 2017年4月号

ciclissimo No.53 2017年4月号