器用の夕べ

自転車と映画と

2019Book of the yearと映画

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メモによれば都合32冊と40本。1冊1本にやたら時間がかかってしまい昨年より大幅に減っていることをかんがみるに、どうやら飽きっぽくなっているらしいという感じの実感、みたいな体感を感覚的に感じいってしまっている一年で、わたしは以前のような文化的生活を営むことが困難になってしまっているのかもしれない中での次の2冊。マシュー・ポリー「ブルース・リー伝」。小学生時分の直撃世代なので567ページ二段組みにも負けず興味深く読み通す。薄々わかってはいたが近くにいたら絶対に嫌なタイプですねブルース。ジョン・クリーズ「モンティパイソンができるまでジョンクリーズ自伝」。テレビシリーズの小説版を読むような面白さ。翻訳が絶品。番外でユリイカ8月号京マチ子」「ユリイカ9月臨時増刊号遠藤ミチロウ。「雨月物語」の震えるほどの美しさ。「赤線地帯」での”どや、八頭身や”の名セリフ。そして遠藤ミチロウ。振りかえると、”嫌ダッと言っても愛してやるさ”とか”遊ぶオンナは嫌いだっ”とか”おまえの犬になる”みたいなステートメント及びアティチュードにまーびっくりするほど感化されておりました。母親の買っていた雑誌「女性自身」をうっかり手にとったのが最初の出会い。好きなのは「ロマンチスト」とか「365」とかたくさんある。歳をとった分だけ悲しいことが増える。合掌。映画は3本。スキャナーズ」。頭ドカンのスチール写真だけで30数年間溜まって止まっておったところよーやっと観ることが叶った。ありがとうアマゾン。アイアムアヒーロー」。日常が壊れていく様子の前半にだけ好感。あ、大泉洋はやっぱり嫌い。「シングストリート未来へのうた」。青春モノってのは観ているうちにどうしたって自分の過去を振りかえってしまうのでちょいと辛い。ヒロインのほっぺたが好き。今年は振りかえり過ぎだな。以上。

 

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バイ・バイ だけど大好きだからもっと遊ぼう!

2019年も「いちおう、レースは出たけれど」

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10月13日(日)

大星山サイクルフェスタinひらお、というなんだかのほほんとした名称にもかかわらずJBCFの大会だったり一般の参加者をも含めてめったやたらと速い人しかいないヒルクライムレースの当然一般の部に今年も出場し昨年と比して順調に、というのも1つ年齢を重ねたので、1分ほど遅れてゴールしたことはそれはそれで仕方がない。と振り替えざるを得ないのはまぁ、なんというか加齢以外にもモッチベーションの低下だったり端に練習不足だったりもあるし、なによりも残念無念だったのはゴールした後、びっくりするぐらい疲れていないことに気づいてしまったことで、つまりラストスプリントをする気力と体力すらなかったということであり、さて。来年はどうしようか。と思案するばかりのところ、そういえば今年はジーロディターリアに出たこともあるイタリア人がゲストレーサーとして走り20分をきる好走をみせたが、実業団の若いにーちゃんの方がもっと速かったというオチがあって一体全体なんだったんだと、わたし同様に主催者側もいろいろと思い巡らすことがあろうと、ひとり心地で会場をあとにしたのであった。

 11月24日(日)

 ぐだぐだな気持ちをひきづったまま、しょうこりもなく昨年にひきつづき「第23回ツールドゆう」に参加したわけだが、こっちも順調に1分遅れてのゴールとなった。今年は全く以ってただひたすらにキツいレースで、思い返すも恥ずかしい邪心が頭をもたげていたことも余計にマイナスに働いたこともあり、帰宅してレースデータを見てみると自転車を始めて以来最大の心拍数を記録しておって、そりゃあキツかったろうよ、と納得したし、恒例の野球のカープの何やらとか萩のティーカップとか岩国のレンコンとかが当たる抽選会はかすりもしないしで、さぁ、来年はリベンジだ。とはなかなかどうして気持ちがのらないのであった、いま現在も。

12月8日(日)

 行きつけみつけの自転車屋さんの恒例イベント「皇座山ヒルクライム」だと、なんと昨年より30秒もタイムを更新するんですね、これが。いつものように前半にある長い平坦路でバカバカ抜かされはしましたが、まぁアットホォームな催しなのでリラーックスして淡々とゴールしての結果なわけで、やっぱりモチベーションがぁーっとか練習がぁーっとかでイキリたつのはよろしくないし、そもそもこの日のメインイベントはレース後のバーベキューをつついたり物品のあたる抽選会だったりするわけで率直にレースも楽しめたし、来年もきっと自転車に乗ることは間違いないのだけれどもなにかひとつ。なにかひとつ、こう気持ちが奮い立つものがほしい。うーむ。

 

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我が愛車は今年もカッコよかったのだが。