器用の夕べ

自転車と映画と

「レースは出たけれど」

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つータイトルの映画が昔あったよね、さて。

万全なものとあいなった。

と半年前に記したもののその後いろいろと労働とか仕事とか勤めとか職務とかで心身ともに多忙をきわめこのまま自転車に乗らなくなるのかいなぁ、、、、、と惚けたことを思ったりもしたし実のところサドルにまたがることもないのでトップチューブ等々にはうっすらとほこりがかぶっておってまー、ふるぼけ朽ち果てようとする自転車の見てくれでいっそのこと新車にしようかしら? とストレスの解消を労した。というのは本当でフレームを新しくしたしあとサドルとシートポストを新調しそれだけで「クロスバイクが買えちゃいますね」と行きつけみつけの自転車屋さんの店員であるイナダくんに言われたりもしたが腹立たしいことに多忙とストレスはいまだ続いており、それでもなんとか時間をやりくりして2週に1回は小1〜2時間ぐらい新車にまたがって近場の峠をうろついたりローラー台でちょいと10分でも、、とかしているうちにパーワァーメーターが左クランクについてしまいそれはそれは楽しいおもちゃなのだけれども幾分持て余し気味であったりもするような感じでいたところあらまぁ、今年もほら、例の、10月恒例のレースを迎えてしまっていたのであった。

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エンベでもエンビでもどっちでもいい! おそろしく軽いのだ。

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 防水もバッチリ。4iiiiのPrecisionというやつ。

大星山サイクルフェスタinひらお、というなんだかのほほんとした名称にもかかわらずJBCFの大会だったりするヒルクライムレースの一般の部にわたしは今年も、初回から出てるし端的にいって地元のつきあいで。という気持ちを半分もちつついちおうこの1年間の自転車練習の成果をはかる意味で9月ぐらいに申し込みをしたはいいが、すでにその時点で練習の成果とかいってるような有り様ではないのは自明であり1回試走したきりで当日をむかえ、なんとかこーにか完走を果たしたのであった。ちなみに昨年はコケた。その顛末はこちら。

myahgo-ultra.hatenablog.jp

成績のほうは現状こんなもんですよ。ぐらいの感想しか持ち得ることしか叶わないのだがそれにしても。当日なにが起こったかというと台風21号が上陸しチョー大雨のなかでスタート音が鳴らされ棄権者は多分ひとりふたりで大半が雨粒にうたれながら山を駆け上がったという、傍からみたら狂ってる。バカ? ということでなんとまぁ、わたしもいくら付き合いとわいえウインドブレーカーをはおったままゴールを為したはいいが山頂は大雨と無遠慮であまりに峻烈な大風が吹いておりとてもこのアッドベンチャーレースを敢闘完遂した余韻を楽しむような事態ではなく、すぐさま下山を開始するもブレーキレバーをどう握りしめてもタイヤはスースーツルッツルッで決して止まることはなく寒さから指先は痺れてくるし、、つーか全身がブルブル震えてんじゃんっ。という全くもってアマーチュアの大会としてこれどうよ、ってな結末とあいなったところその数日後には大会事務局より封書が届いておりおぉ、さすがに詫びてきたかと思いきやその文面にはこれに懲りずに来年もヨロシクネ! としたためてあった。

 

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 新車だ! いまだあまりライードできていないのですが安定感が増し特に下りがさほど苦痛とは感じなくなりました。「一生もの」というやつです。大事にあつかっていこうと思っております。ヨロシクネ! 

春がきたGillet ! がきた。

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昨年の夏の終わり頃だったかなぁ。早朝の出かけ始めとか峠の下りとかで冷え冷えするのを感じてバックポケットからウインドブレーカーを取り出し羽織るのであるが、まぁ冷えるなんてことはたしかになくなるものの乗車中はバッタバタバッタバタとうるさく煩わしいし、何よりせっかくサイクルジャージをばっちりキメておるのに傍目には色付きのビニール袋を着ているようにしか見えない。どのブランドメーカーも「ウインドブレーカーは実用いっぽんやりです。キリッ。」みたいな態度がそのデザインからすすけて見えるわけで、私のような見てくれを気にするサイクリストにとってウインドブレーカーってのは鬼門。って感じておったところインターネットとかでGillet ! ってものがあることを知りついでにその売価の高さに恐れをなしてそのまま忘れようとしていたのだけれども、こん度カナダの零細ブランドらしいTwo Circles Cyclingが半額セールつまり2016年モデルの投げ売りをやっており、よーやっと2017年初春に購入いたしましたのでそのインプレシオンをダラダラと記していこうと思うのであった。

 なんと用途別に2着買った。ひとつは本来のウインドブレークアーンドウォータープルーフー。でもう一枚はサーマルGillet ! つまり日本でいうところのちゃんちゃんこないしはチョッキであるわけでその生地ってのがBlizzard by SITIPという名前のメードインイタリーのフリースみたいなものとなっておりまー暖かく春秋の早朝の走りはじめにちょうどよい。難点をいえばその携行性であってジャージのバックポケットにつっこむとパンパンになってしまうのであるがそんな瑣末なことはどうでもよく、そもそも袖がないし薄手でもないからバタバタしないし大好物であるスーパータイトな着心地だしサイズはXSでも着丈が短いわけじゃないから総じて外人はデカいなとあらためて思うし何はともあれデザインがかっこう良いのでわたしは大変よい買い物をした。と自慢したいのである。今現在こればっかり着てライードしている。

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白玉模様がとても素敵なもう一方のGillet ! のサイズはレディースのM。セール品なので着られればよし。という気概で手にしたわけであるがまーまーこれまたちょータイト(当たり前)。外人のMサイズといえども女性用だし普通に立っていると脇あたりがパンパンなのだけれども乗車中は腕を伸ばしてハンドルをもっているので気にならず、これまたとってもチャーミングなので問題なし。もちろんメードインイタリーで生地はZERO WINDとの表記があり、そこらのウインドブレーカーとは全く違う手触りでテカテカしててカサカサしたような。ってわかりにくいのですがバタバタと音がしようのない素材感つーかいやはやなんともはやであるわけでさて。日中のいくぶん暖かい頃合いにちょっとばかしテスト走行10km(峠含む)をしたところまさしくゼロウインドでした! 本領発揮は初夏晩夏といったところでしょうか。

これで今年のサイクリング3シーズン(冬除く)は万全なものとあいなった。