器用の夕べ

自転車と映画と

春がきたGillet ! がきた。

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昨年の夏の終わり頃だったかなぁ。早朝の出かけ始めとか峠の下りとかで冷え冷えするのを感じてバックポケットからウインドブレーカーを取り出し羽織るのであるが、まぁ冷えるなんてことはたしかになくなるものの乗車中はバッタバタバッタバタとうるさく煩わしいし、何よりせっかくサイクルジャージをばっちりキメておるのに傍目には色付きのビニール袋を着ているようにしか見えない。どのブランドメーカーも「ウインドブレーカーは実用いっぽんやりです。キリッ。」みたいな態度がそのデザインからすすけて見えるわけで、私のような見てくれを気にするサイクリストにとってウインドブレーカーってのは鬼門。って感じておったところインターネットとかでGillet ! ってものがあることを知りついでにその売価の高さに恐れをなしてそのまま忘れようとしていたのだけれども、こん度カナダの零細ブランドらしいTwo Circles Cyclingが半額セールつまり2016年モデルの投げ売りをやっており、よーやっと2017年初春に購入いたしましたのでそのインプレシオンをダラダラと記していこうと思うのであった。

 なんと用途別に2着買った。ひとつは本来のウインドブレークアーンドウォータープルーフー。でもう一枚はサーマルGillet ! つまり日本でいうところのちゃんちゃんこないしはチョッキであるわけでその生地ってのがBlizzard by SITIPという名前のメードインイタリーのフリースみたいなものとなっておりまー暖かく春秋の早朝の走りはじめにちょうどよい。難点をいえばその携行性であってジャージのバックポケットにつっこむとパンパンになってしまうのであるがそんな瑣末なことはどうでもよく、そもそも袖がないし薄手でもないからバタバタしないし大好物であるスーパータイトな着心地だしサイズはXSでも着丈が短いわけじゃないから総じて外人はデカいなとあらためて思うし何はともあれデザインがかっこう良いのでわたしは大変よい買い物をした。と自慢したいのである。今現在こればっかり着てライードしている。

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白玉模様がとても素敵なもう一方のGillet ! のサイズはレディースのM。セール品なので着られればよし。という気概で手にしたわけであるがまーまーこれまたちょータイト(当たり前)。外人のMサイズといえども女性用だし普通に立っていると脇あたりがパンパンなのだけれども乗車中は腕を伸ばしてハンドルをもっているので気にならず、これまたとってもチャーミングなので問題なし。もちろんメードインイタリーで生地はZERO WINDとの表記があり、そこらのウインドブレーカーとは全く違う手触りでテカテカしててカサカサしたような。ってわかりにくいのですがバタバタと音がしようのない素材感つーかいやはやなんともはやであるわけでさて。日中のいくぶん暖かい頃合いにちょっとばかしテスト走行10km(峠含む)をしたところまさしくゼロウインドでした! 本領発揮は初夏晩夏といったところでしょうか。

これで今年のサイクリング3シーズン(冬除く)は万全なものとあいなった。